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2021年7月10日 (土)

現代人が留意すべきこと

梅雨の季節に咲き誇る“くちなしの花”。
甘い香りが伝わって来ます。次の渡哲也さんの歌が思い浮かびました。
「いまでは指輪も回るほど/やせてやつれた、おまえのうわさ/くちなしの花の、花の香りが/旅路の果てまでついてくる/くちなしの白い花/おまえのような花だった。

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さて、このくちなしの歌とは関係ないことですが、
この頃歳をとって感じるのですが、
現代に生きる我々は、多くの情報に晒され、自分で考えることが少なくなり、他人や既存の情報に影響されることが多くなって来ていることは否めません。

今日、鷲田清一さんの“折々のことば”に、スペインの哲学者オルテガの言葉が紹介されていました。

「我々は、自分が言うたいていのことを理解していないことを認めざるをえない」
人が何かについて得々として語れるのは、ただ他の人たちがみなそのように言っているからでしかないということ。なぜそのように言うのかと自問することなく、従って自身の責任において語るのではなく、ただ口真似のように言葉を交わしているだけだと言うのだ。

確かにそうだと、私は改めて思いました。一人一人が反省すべきことです。
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身近な例として、自身の政治哲学を全く有しない、我が国の、空疎な某首相が、同じ言葉を飽きずに繰り返しているのを見るとますますその感がします。欧米の優れた政治家と比べて格段の違いを感じます。

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