2.日記・随想・歴史紀行・音楽

2021年4月20日 (火)

藤の花

毎年、この季節、近所の広場で咲く藤の花(Wisteria)、コロナ禍の中、散歩でこの前を通り過ぎると癒されます。
紫色の品格に満ちたこの藤の花も、桜と共に日本人に愛された花です。私も大好きです。

藤棚もいいですが、このように高木に絡まって元気よく咲き誇っている藤の花を見るのもいいものです。拙歌です。

「藤の花 凛々しく咲けり コロナ下の 浮世の騒ぎ 知らぬが如く」 

Every year, during this season, wisteria blooms in the neighborhood square, and in the corona calamity, I am healed when passing through in front of this wisteria. This purple-colored wisteria flower with dignity is also loved along with cherry blossoms by Japanese people. I also love it.

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かつては、平安時代から鎌倉時代にかけて、松の緑を背景として、そこに絡まって咲く藤の花の美しさが鑑賞の基準とされたそうです。枕草子の84段には「めでたきもの」として「色あひ深く花房(はなぶさ)長く咲きたる藤の花、松にかかりたる」(84段)とあります。

万葉集にも、庭の藤を愛でる歌が見られます。

日本歴史に燦然と君臨した藤原氏の姓は中臣鎌足が天智天皇から669年に賜ったものですが、その由来は彼の出自である大和国高市郡の藤原に由来するとも言われ、春日山のフジは春日神社がこの一族の氏神であったことから手厚い保護を受けたとも言われています。
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2021年4月16日 (金)

橋田寿賀子さん のこと/半藤一利さん のこと

<橋田寿賀子さんのこと/半藤一利さんのこと>

先日お亡くなりになった橋田寿賀子さん。
『おしん』『渡る世間は鬼ばかり』など数々の作品を残し、テレビドラマの歴史を作った。

戦前の暗黒期を生きた人として、終生、反戦に思いを込めた。文化勲章を受章した際、表向きには喜びの気持ちを語っていたが、実はそれほど嬉しそうでなかったという。「お国からの表彰」を受けることにためらいがあったらしい。

自らを老兵と呼びながら、晩年も創作意欲を失わず好奇心に溢れていた。

 「暗黒期を懸命に生きた人々がいたからこそ、今の暮らしがある。それを伝えるのが、自分の役割だ」と語っていたそうだ。
立派な人だ。

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今年1月に逝去された半藤一利さん。
『日本のいちばん長い日』『昭和史』などの作品を残された。

臨終に際して、生涯の伴侶・末利子夫人にこう語ったという。『墨子を読みなさい。日本人はそんなに悪くないんだよ。ごめんね。先に死にます』と。 

半藤さんは、日本人の欠点として、「当座しのぎの根拠のない楽観性」と「排他的同調性」の二つを挙げられている。昭和史における一時期、満州事変から太平洋戦争にかけて、日本人は何と熱狂したことか、心ない政治家や軍部、マスコミに煽られ、いったん燃え上がってしまうと冷静になれない日本人。・・・・しかし、その時期を除いては、日本人はそんなに悪くなかった、と述べられているのだ。心ない政治家に煽られて、国民的熱狂をつくってはいけない、ということなのだ。

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2021年4月15日 (木)

自由・人権問題に関するバイデン政権への期待

<自由・人権問題に関するバイデン政権への期待>
Expectation for Biden administration on freedom and human rights.
English follows Japanese.

アメリカ、バイデン・ハリス政権がいよいよ自由・人権を最重要課題として取り上げ始めました。大変嬉しく思います。自由・人権は、平等と並び、人類の基本的・普遍的価値です。
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トランプ政権は、金を儲けることが全てで、何の理念も持たず、嘘と虚飾に満ちた政治により、世界を荒れ放題にしましたが、バイデン政権誕生により、これは軌道修正され、ようやくアメリカは正道(まともな道)に戻ろうとしています。

今後のアメリカバイデン政権の正義のための戦いに期待したいものです。
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今、自由・人権問題として焦点を当てるべきものに次のようなものがあります。

●習近平による中国共産党独裁政権下の諸問題
・ウイグル人への人権弾圧 ・香港における自由の喪失 ・台湾独立への干渉 ・一帯一路政策による中国独裁政治の輸出

これらに対して、北京オリンピックボイコットなどを含め、民主主義国家は団結して、習近平政権を封じ込み、政権内の民主化を後押しする必要があります。
●ロシア、ブラジル、トルコなどにおける独裁政治の進行
●ミョンマー軍事政権による民主運動弾圧
●日本における、菅政権体制下での右翼国家主義的政策の進行

安倍政権による右翼国家主義的政策を継承して、菅政権は、日本学術会議への人事介入など、国家主義的政策を推し進め、またコロナ禍で大変な時期であるのに、オリンピック開催を政権維持のための道具として強行するなど、恣意的な政策を進めています。

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いずれにしてもこのような自由・人権問題が発生する原因は、独裁者(左右の国家主義者)が、国民を騙して操っているところにあります。我々は独裁者が感覚的、情緒的なものに訴えて人々を行動に駆り立てる時、疑問を持って、冷静に知性で考えることによって阻まなければなりません。

Biden-Harris administration in the U.S. has finally begun to take up freedom and human rights as top priority. I feel very happy. Freedom and human rights, along with equality, are fundamental and universal values of humanity. Now, there are the following issues that should be focused on as a free and human rights issue.
Various problems under the Dictatorship of the Communist Party of China by 習近平.●Crackdown on democratic movements by the military government of Myung-ma ●Progress of right-wing nationalist policies under the 菅(suga) regime in Japan

In any case, the reason for such freedom and human rights problems is that dictators (nationalists both on the left and right wing) deceive and manipulate the people. When dictators appeal to sensory and emotional feelings and drive us into action, we must block them by thinking with intelligence calmly, with question.

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2021年3月25日 (木)

桜の季節です!!

いよいよ桜の季節です。大阪でもソメイヨシノの開花が日々進んでいます。箕面の山では山桜が満開です。山桜は、赤っぽい葉とともに淡いピンクの花が同時に咲きます。西行が愛したこの桜、地味ですが“もののあわれ”を感じさせてくれます。私も大好きです。 

「ねがはくは花のもとにて春死なむ その如月の望月のころ」(西行) 

平地でも山でも、鶯(うぐいす)の鳴き声が、例年になく多く聞かれました。今年に限って何故でしようか。(笑)
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拙歌です。

311 東日本大震災から10年、コロナ禍やオリンピックの陰で、忘れ去れようとしています。熱しやすく冷めやすいという、日本人の良き点でもあり、好ましくもない点でもあるこの性格について、いつも考えさせられます。 

「復興は道半ばにもかかわらず 忘れ去れゆく他人事のように」

  It's finally cherry blossom season. Somei Yoshino is coming into flower day by day in Minoh, Osaka. Yamazakura is in full bloom in the mountains. 西行(Saigyo) deeply appreciates this flower. The cry of a (uguisu) was heard more than every year. Now is the time, ten years after the Great East Japan Earthquake occurred, we are about to forget about this disaster amid the corona calamity and the Olympics.

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2021年2月21日 (日)

春の訪れ/大阪なおみ選手 全豪オープン優勝

春が近づいてきました。近くを散歩すると、紅梅が咲き、サンシュユの黄色い蕾も綻び始めていました。やはり春はいいですね。大阪なおみさんの全豪オープンでの優勝は、春の訪れと共に明るいニュースです。彼女は、ダイナミックなプレーの一方、優しさも兼ね備えています。勝っても驕らず、対戦相手を気遣い、観客へのサービス精神も溢れています。日本人として誇りうる人物です。

Spring is coming up. When I took a walk nearby, red and white plum bloomed, and the yellow buds of Sanshuyu began to open. Spring is excellent more than anything else. Naomi Osaka's win at the Australian Open is bright news with the start of spring. While she plays dynamically, she has warmth as well. Even if she wins, she is still modest, considerate to her opponents, and has a spirit of service to the audience. She is a person whom we can be proud of as a Japanese.

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2021年2月 3日 (水)

1月の拙歌です

1月の拙歌です。

 「寒空に黄梅の花暖かく けなげに咲けり春待たずして」

    黄梅がコロナ禍を知らないかのように咲き誇っています。

 

「根拠なき陰謀論を振り(かざ)し 分断深めし人の末路かな」(トランプ大統領)

  ようやく虚偽に満ちた政治から解放されました。

 

「棒読みで空虚な言葉繰り返す」(菅首相)

 

「バイデンさん分断でなく結束を」

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2021年1月24日 (日)

作曲家・渡久地政信さんのこと

先日、武田鉄矢の「昭和は輝いていた」を観ていると懐かしい歌が聞こえてきた。

津村謙「上海帰りのリル」、春日八郎「お富さん」。続いて三沢あけみ「島のブルース」、青江三奈「池袋の夜」などなど。これらの歌の作曲は渡久地(とくち)政信さんだという。

今まで、歌は知っているが、作曲家が誰であるかは知らなかった。しかしこの番組を観て渡久地さんの偉大さを初めて知った。上記以外にも多くの日本人の心に響く歌を遺されている。あまりお名前が知られていないようだが、もっとこれからも記憶にとどめるべき人ではないかと思った。

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渡久地さんは、1916 年生まれ、享年81歳。沖縄県国頭郡恩納村に生まれ、少年期を奄美大島で過ごした。当初は歌手でデビューしたが、後に作曲家に転身。渡久地メロディーは生まれ育った沖縄・奄美民謡をベースにしていると紹介されていた。その典型的な歌が、三沢あけみさんが歌う『島のブルース』だ。この歌のメロディーを支えているのは“指笛”だ。この指笛は当初は渡久地さんが吹いていたが後、三沢さんのマネージャーの方が引き継いで演奏者の一人として参加していたという。
番組では三沢あけみさんが以前と変わらないような若さあふれる姿?で、同じく参加していたマネージャーの方の指笛をバックに歌われたが、思わずその歌に惹き込まれてしまいました。

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2021年1月22日 (金)

分断から融和・結束へ:From division to harmony and unity

 English follows Japanese.
アメリカ大統領就任式が無事に終わりほっとしました。
この4年間はまさに悪夢の4年間でした。トランプ氏は、嘘を垂れ流し、陰謀論を振りかざし、アメリカ国民を不安に陥れ、最後には暴力を扇動し連邦議会議事堂襲撃という暴挙に至らしめました。
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「根拠なき陰謀論を振り翳(かざ)し 分断深めし人の末路かな」
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バイデン大統領・ハリス副大統領には、この4年間で失ったものの回復に全力を挙げてほしいものです。トランプ氏を支持した共和党の中にも、トランプ氏のヒトラー紛いの政治的行動に批判的で、良心的な人が少なからずいるはずです。共和党は、トランプ党からいち早く脱して欲しいものです。
バイデン・ハリスさんには、アメリカ国内の融和と結束に取り組むとともに、特に、中国などの台頭による民主主義の危機を乗り切って欲しい思います。とりわけ望まれるのは、トランプ政権の下、軽視された自由や人権遵守という人間の普遍的な価値体系です。今、世界は経済的に不安定な情勢の中、左右の国家主義(全体主義)が勢いを増しています。この勢いを削がなくてはなりません。
香港、ウイグル、チベットなどにおける暴政は言うに及ばす、日本の安倍・菅体制における国家主義的傾向にも、毅然とした態度を示して欲しいものです。
I am relieved that the inauguration ceremony of the President of the United States is safely over. The last four years have been truly nightmares. I want President Biden to do everything in his power to recover what has been lost over the past four years. I would like Mr. Biden firstly to work on reconciliation and unity within the United States.
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2020年12月 2日 (水)

短歌&川柳~11月を振りかえって

<短歌&川柳~11月を振りかえって>
京都・山科にある毘沙門堂の紅葉を静かな雰囲気の中で味わえました。

「秋半ば静けさ漂う山科の 紅葉色づく毘沙門伽藍」

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箕面市、北小学校の子どもたちの遠足に同行しました。楽しいひと時でした。

「北小の子どもたちとの滝道を 歩き語りしガイドの追思」
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アメリカ大統領選挙、バイデンさんが勝利しました。しかしまだトランプさんは未練がましく居座っています。トランプさんを支持した人たちには、良心を取り戻してほしいものです。

「負け戦(いくさ)子どものように駄々をこね」
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そもそもGoToキャンペーンは必要だったのでしようか。公助すべきことが沢山あるのに。弱者に冷淡な菅政権です。 

G0 Toは誰のためのキャンペーン?」

 

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2020年11月27日 (金)

言葉にテクスチャーがあると会話が円滑に進む

今年もあと1か月を残すばかりとなりました。近くの畑では、正月飾り用の葉ボタンの栽培が行われています。
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先日、新聞を見ると、言葉にテクスチャー(感触や質感)があると、会話が円滑に進むと、『折々のことば』を連載している鷲田清一さんが言っておられました。テクスチャーとは、言い換えれば「言葉の肌触り」といったものです。テクスチャーのある言葉は、何となく納得させられ(腑に落ちる)、人の心に沈殿することが多いということです。

テレビで見る政治家の記者会見や委員会答弁を聞いていると、人によってテクスチャーのある言葉を発する人と、そうでない人の差は歴然としています。特に嘘を並べてその場を逃げようとする政治家の言葉は無味乾燥で、テクスチャーが全くないと言ってもよく、論外です。

我々も相手との会話において、「せっかく話をしているのに、相手が話を聞いてくれていない」と不満に感じることがある。それは相手が意味を理解しても、我々の言葉にテクスチャーが欠けているからである、と反省しなければならないということですね。

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